女川の今… 宮城県・女川 万石浦・浦宿浜

<万石浦からの石巻の灯り>

<朝陽をあびた万石浦・浦宿浜>
2年ぶりに被災地女川を訪れました。前回は震災直後でありましたので、道路もやっと
車が通れる程度で、車窓は瓦礫の山状態でした。2年が経過し見違えるように整理され
ました。途中石巻の街もかなり復旧したかに見えました。しかし、女川港では、瓦礫が
整理されただけで、倒れたビルはそのままなど、2年前と殆ど変わらない光景が広がっ
ていました。まだまだ時間がかかります。国を挙げての復興を急がなければいけないと
思いました。
画像の万石浦は、宮城県東部の石巻湾からさらに奥まった潟湖。牡鹿(おしか)半島の基部。
古くは奥の海と呼ばれたそうで、仙台藩主伊達忠宗が、この入江を干拓すれば万石のとれる
美田になるだろうと言われたという伝えがあるそうです。石巻湾から奥まった潟湖のような
地形であっても、3.11の津波被害は2mに達したそうです。
自然は凄いと思いました。あれ程の災害をもたらしたにもかかわらず、何事もなかったかの
ように美しい光景を我々に提供してくるのですから…。

